会社概要
代表 ご挨拶
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新しいテクノロジーが生まれる。新しいテクノロジーがこれからの産業や社会、人々の生活に、豊かな経験と価値をもたらす。その瞬間は、これから広がる新たな世界に胸が高鳴り、期待が膨らむものです。当社は、2009年に、高速画像処理技術の第一人者である東京大学 石川正俊(現東京理科大学学長・東京大学名誉教授)がファウンダーとなり設立されました。東大で研究開発された新テクノロジー「高速ビジョン」の実用化をミッションに、東大発のテクノロジー・カンパニーとして、まだ誰も経験したことのないような、これからの価値を提供するために生まれました。
「高速ビジョン」は、人の視覚能力をはるかに超えた次世代センシング&コントロール テクノロジーです。世界に類を見ない、日本発の研究成果です。長年の研究開発により、極めて“高速に”移動する対象物を、“リアルタイムに”認識して処理することを実現しました。人間が1秒間に認識できるスピードは、毎秒20~30フレーム程度と言われていますが、「高速ビジョン」では、その約33倍以上である毎秒1000フレームを認識することが可能です。
近年、IoT、Industry 4.0 のインフラ技術が注目されていますが、高速画像処理技術は、自動車、ドローン等の飛翔体、ファクトリーオートメーション、ヒューマンインターフェース等、様々な動体の情報をリアルタイムに正確に取得し、後段のIoTシステムにフィードするエッジコンピューティングの分野で重要な役割を果たすと確信しています。
例えば、労働人口減少や人手不足が唱えられる中、私たちのテクノロジーは、産業や、社会インフラ、人々の生活など、様々な分野へ貢献する可能性がさらに高まっています。製造業のファクトリーオートメーションにおいて、製造ラインのスピードや生産性を落とさずに安定した製品検査を行い、効率性・信頼性・安全性をさらに追及することができます。道路や鉄道などの老朽化する社会インフラ整備において、時速100キ以上のスピードを落とすことなく、トンネルや線路の細かな傷の定点観測ができるため、定期的な安全確認を頻度高く実施することが可能となります。スポーツ分野では、ボールや選手の動きをリアルタイムに解析し、トレーニングや試合に役立てるなど、データに基づくスポーツサイエンスをサポートします。エンターテインメント分野では、動く対象物やドローンを活用したプロジェクション・マッピング、VRによるゲーム制作など、コンテンツの新たな表現方法を提供します。さらに、今後は“高速、高精度の目”を実装することにより、複数の自立ロボットで協調作業を実現する協働ロボット等の新しい領域へも、活用が期待されています。
(株)エクスビジョンは、東京理科大学 石川グループ研究室と、テクノロジーと人材の両面で継続的に連携しながら、研究成果の事業化を進めております。AIや機械学習を組み合わせてアレンジするなど、技術力を誇るチーム・メンバーが、お客様のパートナーとなり、課題解決・価値創造をご支援しています。これからも、様々な分野のお客様と共にソリューションを開発することで、世界中の産業へより高い品質と生産効率、より高い安全性と信頼性を提供し、人々の豊かな生活の実現をサポートします。次世代センシング&コントロール テクノロジー「高速ビジョン」を通じて、産業に、社会に、人々の生活に、心動かされるような、新しい経験と価値を創出していきます。
株式会社エクスビジョン |
会社概要
名称 | 株式会社エクスビジョン | |
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設立 | 2009年1月30日 | |
所在地 |
〒113-0034 東京都文京区湯島2-18-6 湯島夏目ビル2階 TEL 03-3812-9360 |
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事業内容 | 次世代センシング&コントロール テクノロジー「 高速ビジョン 」を活用したプラットフォーム提供とソリューション開発 | |
資本金 |
資本金 6千万円 ※2022年4月1日現在 |
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取締役 | 石川 正俊 |
創業者 および CTO 東京大学 名誉教授 |
藤井 晃 |
代表取締役 社長 |
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山本 哲也 |
取締役 副社長 元株式会社 ニコン 執行役員 |
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馬立 稔和 |
株式会社 ニコン 代表取締役 兼 社長執行役員 | |
牧 良浩 |
株式会社 ニコン 執行役員 デジタルソリューションズ事業部長 |
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江守 茂 | 株式会社 ニコン 執行役員 カスタムプロダクツ事業部長 | |
監査役 | 松本 武史 | 株式会社 ニコン 財務・経理本部 副本部長 |
沿革
2007年4月 ~ 2009年3月 | 文科省JSTプレベンチャープロジェクトとして、東大内で「高速ビジョン技術の研究開発」を開始。大規模FPGAを用いた高速並列演算処理を行うPB-1システムを開発、1,000fpsの画像トラッキングに成功 |
2009年1月 | 株式会社エクスビジョンを石川正俊東京大学教授、田渕紀雄が神奈川県横浜市南区大岡四丁目4番1号に設立。代表取締役に田渕紀雄が就任 |
2009年11月 | 東京都文京区本郷三丁目32番5号へ本社を移転 |
2011年6月 | 代表取締役に藤井照穂が就任 |
2014年9月 | 東京ゲームショウ2014において、低遅延で小型のEGS (Exvision Gesture System)を発表 |
2015年10月 | 米国法人 Exvision Inc.をカリフォルニア州サニーベールに設立 |
2015年12月 | 東京都文京区本郷三丁目21番10号へ本社を移転 |
2016年9月 | 高速画像処理技術を応用したDynamic Projection Mappingシステムの開発に着手、提供を開始 |
2017年2月 | 高速画像処理技術を応用した多様なソリューションを短期に開発できる標準プラットフォームとして、評価ボード(EVB)とソフトウェア開発キット(HSV SDK)* の開発と提供を、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催のISSCC 2017にて発表 *高速トラッキングとリアルタイム制御を行うマルチプラットフォーム対応のHSV SDK(High Speed Vision Software Development Kit) |
2017年3月 | 第2回JEITAベンチャー賞を受賞。電子情報技術産業協会(JEITA)により、世界に例を見ない先進的な高速画像処理技術を開発する企業として評価を受ける |
2017年8月 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託研究テーマ「大規模高速センシングシステムの開発とその応用」において「極めてすぐれている」という事後評価を受ける |
2017年12月 | 東京都文京区湯島二丁目18番6号へ本社を移転 |
2018年1月 | 開発者向けキット「HSV SDK(High Speed Vision Software Development Kit)」の発売を開始。毎秒1,000フレームの高速センシングで対象物の検出と追跡を実現する高速ビジョンセンサー『IMX382』を搭載し、容易にリアルタイム制御ができるアプリケーション開発を可能にする |
2018年10月 | 開発者向けキット「HSV SDK(High Speed Vision Software Development Kit)」の後継製品として、「HSV-MC1」の発売を開始 |
2018年10月 | 株式会社ニコンのプライベートファンドであるNikon SBI Innovation Fundが株式の全てを取得 |
2021年8月 | 株式会社ニコンが100%株を取得、同社の完全子会社となる |
取引先・共同開発パートナー(50音順)
エレマテック 株式会社
国立大学法人 京都大学
国立大学法人 群馬大学
シリコンテクノロジー 株式会社
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
図研エルミック 株式会社
株式会社 VICTAS
株式会社 マクニカ
明光電子 株式会社 他
アクセス
〒113-0034
東京都文京区湯島2-18-6 湯島夏目ビル2階
TEL 03-3812-9360